土砂崩れや土石流 いつ起きる?どんなときに避難を?土砂災害の前触れ
昨今の集中豪雨や多発する地震により、
土砂崩れや河川の決壊など、いつ大規模な災害が
あなたに降りかかってくるかわかりません。
土石流、崖崩れ、地すべり、洪水による氾濫など、
どんな前触れが起きるのでしょうか?
前兆現象があるので、それらが起きれば、
災害に巻き込まれる前に、事前に避難ができます。
あなたや、あなたの大切な家族を守るため、
災害が起きる前触れを察知し、命を守ってください。
土石流のスピードは、40~50kmです。
崖崩れは、数秒で押し潰されてしまいます。
地すべりも、一瞬で起きてしまいます。
つまり、災害が起こるのはいつなのか?
降雨量により判断することももちろんですが、
災害が起こるきっかけ、起こる前兆を
察知することも命を守るための必須事項だと思います。
それでは、土石流、崖崩れ、地すべりが起こる
前兆現象をまとめてみましたので、しっかりと把握してください。
土石流-土砂災害はいつ起きる?前触れ・前兆現象
土石流は、ゲリラ豪雨といった集中豪雨による大量の雨水によって、
山腹や川底の石や土砂が、雨水と一緒になって津波のように襲ってきます。
土石流の先端部分は巨大な岩や石や、
大木や裂けた木々も混ざって一気に流れだします。
山鳴りがして、立ち木がメキメキと裂ける音が聞こえる
石が崩れる音、ぶつかり合う音が聞こえる
大量の雨が降り続いているにも関わらず、川の水位が下がる
(土砂により上流で水の流れがせき止められているため)
川の水が急に濁ったり、流木が混ざったりしている
崖崩れはいつ起きる?前触れ・前兆現象
崖崩れは岩でできた斜面が
地震や大型台風などの影響で突然崩れ落ちる災害です。
前触れを捉えにくいという面があり、突然起きる現象で、
なおかつスピードが速いという怖ろしい災害です。
崖に亀裂が入る
崖から水があふれて濁っている
崖から石がパラパラと落ちてくる
崖から木の根が軋む音や裂ける・切れる音が聞こえる
近くを流れる川に流木が混ざったりしている
地すべりはいつ起きる?前触れ・前兆現象
地すべりは粘土のようなすべりやすい層で起きやすい災害です。
地下水が、その層に染み込み、そこから上の層が滑り落ちます。
水面や井戸の水が濁る
地面にヒビ割れができる
斜面から水が噴き出す
家や外壁に亀裂が入る
家や外壁、樹木や電柱が傾く
洪水・浸水-都市型の水害の恐怖
都市型の水害にも注意が必要です。
都市部にお住まいであれば、
豪雨により、2つのタイプの洪水災害が起こります。
「外水氾濫」
集中豪雨で川の堤防が決壊したり、川から水が溢れ出す
「内水氾濫」
街中の排水機能の許容量を超え、地下水路などから水が溢れ出す
どちらの場合も浸水が始まってからの非難は
非常に危険を伴うため、早めの避難行動が必須です。
河川が運んできた土砂が堆積した三角州地帯
河川の流域や河川敷
海岸に近い海抜ゼロメートル地域
雨飴の強さと時間雨量の目安
降雨量が、1時間に20ミリ以上から注意をして、
降り始めから100ミリ以上になったら要注意です。
強い雨でどしゃ降り
傘をさしても濡れる
大雨注意報が出されます
30~50ミリ
激しい雨
バケツをひっくり返したような雨
道路が雨水で川のようになる
大雨警報が出されます
50~80ミリ
非常に激しい雨
滝のようにゴーゴーと降る
傘は役に立たなくなる
水しぶきが激しく、視界が悪くなる
これ以上になると、テレビでの気象情報での判断が必要だったり、
地元のスピーカー放送での指示などが行われると思います。
災害の前触れ、前兆現象から命を守るために
早め早めの行動を心掛けてください。
早めの避難で、空振りに終わることもあるでしょうが、
もしもの時は、命が助かるわけです。
早めに避難することにより、
状況が悪化した状態から逃げ始めるより、
生存確率は格段に高くなります。
外のにおいがいつもと違っている、
土や生木のにおいがたち込めたり、
石や木の裂ける音を注意深く耳を傾けて下さいね。
Your Message