運動会のアナウンス実況、原稿や台本てあるの?アナウンスの仕方について

運動会でのアナウンス実況を、突然頼まれた!
お子さんをお持ちの父兄さんで、PTAに属していたら、
運動会のアナウンス実況を依頼されることもありますよね。

毎回専属のアナウンスをして慣れてる方は別として、
いきなり運動会のアナウンスといっても、
うまくしゃべれるか不安だし、口下手だし、
何を言っていいかわからない・・・

見ている観客、父兄や学校関係者が勢ぞろいしているわけですから、
ヘタな事言えませんし緊張しますよね。

ただ、運動会のアナウンスといっても、
ある程度の例文というか台本というか、
ひな形のような型がありますので、
それほど悩む必要はありません。

運動会には、様々な競技があり、
徒競走、障害物競争、ダンス、玉入れ、
綱引き、棒倒し、組体操、などたくさんあります。

競技によってはアナウンスの内容も変わってきますが、
大して難しくはありません。

では、詳しく運動会のアナウンスを実況するにあたって、
基本的な例というか原型・ひな形をご紹介します。

1.運動会のアナウンス 各競技の冒頭

競技の冒頭というか、入場シーンからですね。

「プログラム○番、4年生による綱引きです。」
「プログラム○番、3年生による玉入れです。」

単純ですが、入場時の冒頭は、この決まり文句だけでも十分です。
何かを付け加えるのであれば、

「今年入学したピカピカの一年生です。
初めての運動会で頑張る一年生に声援を送ってあげて下さい。」

「6年生男子による組体操です。
上級生男子によるたくましい勇士をご覧ください。」

「5年生女子による創作ダンスです。
休み時間にも集まって練習しました。
汗と涙の結晶ともいえるダンスをお楽しみください。」

「3年生による徒競走です。
だんだんお兄ちゃん、お姉ちゃんになってきました。
元気よく走る姿には、頼もしさもでてきました。
お父さんお母さんでも、追いつけないかもしれませんね。」

など付け加えてみても良いかもしれません。

創作ダンスなど、特に念入りに練習していた競技などは、
事前にリサーチしておいて、どんな努力を重ねて本番に臨んでいるのか、
ちょっとしたエピソードを競技前に付け加えるのも良いと思います。

2.運動会のアナウンス 競技中のアナウンス

競争が激しい競技の場合
(ダンス・組体操などは、当たり前ですが競技中は黙っています)

だいたいアナウンスのパターンは決まっています。

徒競走や障害物競走などの競争系、リレー系のアナウンス

競争系、特にリレー系は抜きつ抜かれつの連続で、
会場も生徒たちも、とても盛り上がるシーンです。

ここで注意点なのですが、盛り上がるシーンなので
アナウンスもテンションを上げて盛り上げてもいいですが、
淡々と実況をしても構いません。

「さあ、一斉にスタートしました!
 いきなりリードしたのは2組です!
 2組早い、続くのは何組で~」

「○組と○組が競り合っています!
 どっちも頑張れ!(どちらもゆずりません!)」

「白組が優勢です」

「早い!早い!○組が早い!
 他の組も負けじと頑張っています!」

「紅組が追いつきそうです!白組のすぐ後まで迫っています!」

「○組が追いつくか!?もう少しです!○組は必死に逃げています!
 追い越すか?追い越すか?並んだか?抜いた!抜いた!
 ○組が追い抜きました!○メートルの差をひっくり返しました!」

といった具合で、テンション高めでアナウンスするのが、
どちらかといえば良いのですが、
状況を淡々と説明しているだけでも構わない、
というのはナゼかというと、

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≪あまり聞いていないからです≫

特にリレーなんかは、参加している生徒はもちろんのこと、
応援している生徒も、自分のチームの走りや順位などに
気が向いています。

保護者達も、リレーの抜きつ抜かれつに注目しています。

ヒートアップしている保護者は、
「頑張れ!赤!赤!走れーー!」
と応援で勝手に盛り上がっています。

生徒達や保護者は熱狂しています。
あなたのアナウンスは、残念ですが
あまり耳に入っていません。

※ただ、あまり盛り上がっていない場合は・・・
少しはアナウンスでテンション高めに
煽った方がいいかもしれません。
(町内運動会などで地味目な展開だった場合など)

綱引きのアナウンス

「紅組、あと1mです!白組頑張れ!負けるな白組!」

「拮抗状態が続いています!互角の戦いです!
 どちらのチームがこの膠着状態を打ち破るか!!」

「白組がわずかにリードしてきました。徐々に息が合ってきました。」

「徐々に白組がリードしてきました!このまま白組が勝つか!?
 しかし、勝負はこれからです!紅組は逆転できるか!?」

「さあ、青組がジワジワと引寄せています。白組リードされてます。
 あーっと、白組体勢が崩れました!一気に青組が引っ張る
 白組立て直せるか!?かなりのリードを奪われています!
 踏ん張れ白組!青組はチャンスです!一気に勝負を決めるか!」

白熱した勝負展開なら、会場は勝手に盛り上がるので、
淡々と状況説明していても構いませんが、
少々地味な?展開なら、多少オーバー気味なテンションでもかまいません。

そのテンションで、「皆さんもご声援を送ってあげてください!がんばれ!」
と、観客にも振っていくのもいいでしょう。

競技終盤のアナウンス

「(玉入れなら)さあ、みんなで数をかぞえましょう!イーチ、ニーイ」

「〇組がリード!1位でゴールです!2位は○組!3位は・・・」

といった具合で、運動会のアナウンスといっても、実況するのが基本ですので。
ハキハキと元気な明るい声で、会場の雰囲気が明るくなるよう、
普段よりも高めのテンションと声でアナウンスすればいいと思います。

3.運動会のアナウンス 競技終了~退場

「選手退場」(これだけでもいいですが)

競技が盛り上がったものであれば、

「素晴らしい戦いを繰り広げてくれました。
御来場の皆様、頑張った選手たちに大きな拍手を送ってください。」

など付け加えるといいと思います。

まとめ

運動会には様々な競技があり、
競争系は会場のボルテージに合わせて
淡々と説明するときもあれば、
テンションを上げてアナウンスする場合もあるし、
ダンスや組体操など競技中は全くアナウンスを
する必要がない競技もあります。

基本的に、ありのままをアナウンスしていれば大丈夫なので、
難しく考えたり、必要以上にいいコメントを言わないといけない
といったこともありませんから安心してください。

【競技の冒頭】でご紹介した、努力を重ねた創作ダンスの件ですが、
私の小学校時代は、創作ダンスを休日返上で毎日毎日練習して
かなりの完成度を誇った創作ダンスを披露して、
観客全員から拍手喝采が起きて、一度で終了するのはもったいないと、
2回目の披露が行われたこともあります。

生徒たちの頑張りによって、こういったこともあるので、
そんなときは、生徒たちの努力に対する讃辞を十分に送ってあげてください。

心にジーンときた感情を、そのままアナウンスすれば、
それは必ず生徒たちや、観客の皆さんの心に響きます。

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